2012年12月22日土曜日

Best of 2012 #6 - Jens Lekman "I Know What Love Isn’t"


「愛が何でないかは知っている」・・・なんというひねくれたタイトル。まぁ、デビュー作品が「君の犬になりたいと言ったとき」だからサプライズはないか(苦笑)。<シナトラは上手くやっていたのだろう>(Erika America)、<バンドは嫌いだ/いつも手をつないでいるカップルでごった返している(I Know What Love Isn’t)など、自分がイメージしていた「アーティスト」と現実とのギャップを赤裸々に吐露するシュールな歌詞が素晴らしい(それで人気を得ているのだから、なおさら皮肉な話だ)。音楽的にはフラメンコからワルツまで幅広いジャンルを横断しており、完成度は本当に高い・・・が、よく聴くとチープという徹底したナイーブさ。アリエル・ピンクのあまりに完璧すぎる新作を中々聴く気になれず、歌モノを聴きたくなったときにはこの盤をかけた。

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